上海寿精版印刷有限公司 第12回 TPM改善事例発表会

上海寿精版印刷有限公司第12回 TPM改善事例発表

2012年12月18日得丘園商務会館にて第12回 TPM改善事例発表会が開催されました。
前回までの発表では部長、課長クラスの発表が多く見られましたが、今回は主任以下の課員の発表が多く、TPM活動が全社員に浸透していることを確認する良い場となりました

今回は品質保証部、設計開発部、生産部特殊課で協力し活動を行った「塗工原反の6σ管理による剥離不良改善」というテーマが金賞を受賞しました。
銀賞には仕上課の「自主保全7ステップによる潤滑油の総点検」と総務部の「天然ガスへの変更によるエネルギーロス削減」の2サークルが獲得しました。
また銅賞には、財務課による「巻紙分析を用いた精算工程ロス削減」、営業部による「営業7ステップによる新規受注獲得」スクリーン課による「なぜなぜ分析による不良改善」が選ばれました。

金賞を獲得した設計開発部へのインタビュー

Q…今回改善発表会のテーマは何ですか?
A…SD2原反の6σ管理による剥離不良改善です。

Q…一番苦労した所は何ですか?
A…原反加工時の温度コントロールです。乾燥温度が高くなると皺になり、低くなると剥離不良にといった製品のため、シビアな温度管理が必要でした。

Q…金賞を受賞できた要因は何ですか?
A…約500個ものデータ分析により、剥離力のバラツキの傾向をつかみ、PM分析にてすべての不具合要因をつぶし,安定生産を実現できたことです。

Q…残された課題は何ですか?
A…自動温度記録機を設置して、ログを取ることにより、トレーサビリティーの信頼性を向上させます。


宴会
改善事例発表会の後は例年どおり忘年会が行われました。今年は例年とは異なり、ゲームあり、カラオケあり、ダンスありのイベント盛りだくさんの宴会となりました。最後には大抽選会が行われ、当選した社員には豪華賞品が贈られました。